
第6章 LRT運転の他の候補ルート
LRT運転の他の候補ルートを議論する前に市内交通の分担をどうするかを決める事が必要であるが、今回調査を終えた段階で、他に候補ルートとして考えられるのは
?@過去にもLRTが運転していたシーポイント〜CBD
?Aケープタウンの観光名所テーブルマウンテンの登山ケーブル駅〜CBD
?B低家賃住宅建設予定のディストリクシックス地区〜CBD
?Cオリンピック施設〜貨物ヤード跡地開発地域(クーレンベルグ)〜CBD
の4地域であろう(図6−1)。
6.1 ウォーターフロント〜シーポイント
ウォーターフロントの東北、シグナルビルの山麓の海岸地帯をシーポイントと言われている。この地域一帯は高級住宅・アパート・ゴルフ場、サッカー場等の混在する地域であり、主要道路に沿って商店・レストラン等が並び歓楽街を形成している。過去にばLRT路線がこの中心街を走行していた。既に計画されているCBD〜ウォーターフロントのルートをこの地区に延長する考え方である。
この地区の人口は23,000人(インナーシティの30%)と比較的多く、又CBDに向けての流動もインナーシティ内の流動の38%と高い。又現在運行している公共交通機関はバスのみで運行頻度はインナーシティーでもっとも高く(3系統44便/日/片道12便/ピーク1時間/片道)、通勤やショッピング・レストランを訪れる人々の交通機関としてLRTの頻度の高い運行が有望と考えられる。
区間延長は約4.5km(シーポイント〜WF)
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